小説むすび | われらの独立を記念し

われらの独立を記念し

われらの独立を記念し

ソーシャルワーカーのピートは問題のある家庭の面倒をみる仕事をしている。一方で彼自身もまた家族との関係がぎくしゃくしており、妻娘とは別居中だ。あるとき、彼が出会った栄養失調の少年は山中で世間から離れて生活をしていると語り…。ときは大統領選直前の一九八〇年。何かが変わりつつあるアメリカ社会で、どうしようもなくなってしまった様々な人々、少年少女、家庭、そして犯罪者たち。自分の妻子と向き合うこともできないダメ男は、彼らを救うことができるのか。英国推理作家協会賞最優秀新人賞受賞作。

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