小説むすび | 寒慄【かんりつ】

寒慄【かんりつ】

寒慄【かんりつ】

アルプス山中。かつてこの地で開催されたスノーボード選手権で、女性選手サスキアが姿を消した。そして十年後、当時の関係者であるミラは四人の男女とこの地で再会する。旧交を温める一同であったが、ホステルで見つかったカードがその雰囲気を一変させた。“サスキアを殺した”のメッセージがー。氷河に囲まれたホステルは孤立し彼らは互いに疑心暗鬼に陥っていく。ミラたちを雪山に閉じ込めたのは誰なのか。そして十年前に何があったのか?元スノーボーダーの著者が迫真の筆致で描く密室状況のサスペンス。

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