小説むすび | クレオパトラの短剣

クレオパトラの短剣

クレオパトラの短剣

1880年、“ニューヨーク・ヘラルド”唯一の女性記者であるエリザベスは、血を抜かれて、ミイラのように布に包まれた女性の遺体を発見する。社交界担当から犯罪担当の記者へと転身した彼女は、ニューヨークの暗部を探る調査を始める。新たな遺体が発見される度に、エリザベスの書いた記事はニューヨークの富豪や有力者たちを巻き込んで話題となるが、連続殺人犯も記事を読んでいるようで、彼女を嘲笑うかのように犯行を重ねていく。愛する家族にも危険が迫るなか、犯人の正体に思い当たったエリザベスだったが…

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