小説むすび | ムーンフラッシュ

ムーンフラッシュ

ムーンフラッシュ

〈十四の滝〉の向こうには何もない。なぜなら、そこが世界の涯てだから。森と河を中心とする、原始的かつ平和な暮らしを営む人々はそう信じていた。少女カイレオールただ一人をのぞいては。世界は〈屏風岩〉で始まり〈十四の滝〉で終わってしまうほどちっぽけなものなの?それじゃ、世界ってどんな形?河はどこへ流れて行くの?いつしかこれらの疑問を抑えきれなくなったカイレオールは、古来の習慣に従って婚約したにもかかわらず、ついに河を下る禁断の旅に出るが…。〈イルスの竪琴〉三部作の著者が五年ぶりに発表したファンタジイ。

このエントリーをはてなブックマークに追加
TOP