小説むすび | 竜神の高僧

竜神の高僧

竜神の高僧

「燃えろ!」ガリオン少年は、心に潜む不思議な声に命じられるまま言葉を放った。すると、たちまち親の仇チャンダーが炎に包まれた。ついにガリオンの内に眠っていた恐るべき“力”が目醒めたのだ。やがて時を経るにしたがい、この魔力は死んだ子馬を生きかえらせ、巨大な岩をも動かすほど強力になった。が、ガリオンには魔力をコントロールする術がわからない。あまつさえ、彼の内なる声は謎めいたことを語る有様。自分は得体の知れぬ怪物と化したのか?ガリオンは不安にとらわれながらも、〈珠〉を盗んだ邪神トラクの高弟を追うが…。

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