小説むすび | 忌わしき者の城(上)

忌わしき者の城(上)

忌わしき者の城(上)

かつては力ある魔道師ナカールのもとで栄えた都市カシュマラー。だが、そのカシュマラーもいまは大国ヘロデに征服され、市中にはヘロデ軍の傭兵として警備にあたるダルタル人があふれていた。そんななかで、子供だけを狙う連続誘拐事件が発生した。恐慌をきたす市民たちをよそに、カシュマラーの元軍人たちは、〈将軍〉と呼ばれる人物を中心に地下抵抗組織リヴィング党を結成し、政権の奪回をめざして画策をはじめた…。

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