小説むすび | 殺戮の冬、パリ

殺戮の冬、パリ

殺戮の冬、パリ

十二月のパリ、雪の夜。いつものように78番線のバスは市内を北上している。乗客十六人を乗せてカルポ公園の停留所に停まったとき、三人の男が乗車してきた。一瞬の出来事。機関銃が掃射され、バスの中は肉片飛び散る血の海と化した。-この残忍無比な無差別テロにパリ中が凍てついた。警察内では司法警察局のヴェルネ警視を中心に特別班が犯人逮捕に全力をあげ、一方、大手新聞のニューズ紙もいち早く事件をスクープすべく独自の捜査をはじめる…。現役ジャーナリストがテロに怯える現代社会と警察の実像を描き出す衝撃の犯罪サスペンス!

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