小説むすび | グローリー(上)

グローリー(上)

グローリー(上)

ケイトは男の前で平然と服を脱ぎ、裸身を浴槽に沈めた。男がケイトの頭を水面下に押しこんだとき、彼女は何が起きたのか理解できなかった。なぜなら、彼女は盲目ではないのに、男の姿が見えなかったからだ。-ロンドンの銀行に勤務する女性プログラマーが入浴中に溺死した。警察は自殺と断定。疑問を抱いた同僚のローラは、私立探偵のディーコンに調査を依頼した。やがて第2第3の殺人が起き、姿なき犯人は異常な性格を露にしてゆく。果たして現場に残された“グローリー”という血文字は何を意味するのか?サイコ・サスペンスの野心作。

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