ハイジの青春アルプスを越えて
14歳になったアルプスの少女ハイジは大好きなおじいさんと別れて、イタリアの寄宿学校へ行くことになった。だが、雄大な自然にはぐくまれて、のびのびと育ったハイジにとって、はじめての学園生活はとまどうことばかり。やさしいヒラリー先生にはげまされて、ようやくなれてきたら、こんどは戦争のために学校が軍隊に接収されてしまい、ハイジと三人の少女が孤児院に送りこまれる。そこでは、鬼のように恐い院長が石鹸工場で孤児たちを働かせていた。つらい仕事に耐えきれなくなったハイジたちは、力をあわせて孤児院からの脱出をはかるが。