小説むすび | 死闘のブレスト港

死闘のブレスト港

死闘のブレスト港

老朽駆逐艦パラタインを指揮するキャメロンに与えられた任務は、無謀とも思えるものだった。同型艦二隻とともにドイツ占領下のブレスト港に突入し、建設中のUボート基地を破壊せよというのだ。基地が完成の暁には、連合軍の海上補給路は常時その脅威にさらされる。海兵隊の奇襲部隊を分乗させた三隻は、夜陰に乗じて港内に突入を敢行。だが敵の反撃は熾烈をきわめ、先任指揮官は戦死、作戦の成否はキャメロンの双肩に。

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