小説むすび | リディキュール

リディキュール

リディキュール

十八世紀、フランス革命直前のヴェルサイユ、ルイ十六世の治世。欲望渦巻く宮廷社交界では「洗練されたエスプリ」が重んじられ、才気のない、風流を欠いた人間は除け者にされていた。そんな時代の風潮のなか、故郷の窮地を王に具申するためヴェルサイユにやって来たポンスリュドンという青年がいた。田舎貴族の彼の前には次から次に困難が立ちはだかるが、持ち前の才気と率直さで切り抜けていく…滑稽かつ痛快な諷刺劇。

このエントリーをはてなブックマークに追加
TOP