小説むすび | 遠い国の犯罪

遠い国の犯罪

遠い国の犯罪

犯罪は時と場所を選ばない。が、時と場所は犯罪を選ぶ。本書はその証明である。ペルーではインカ帝国の幻の財宝をめぐって醜悪な争いが演じられ、18世紀のスコットランドでは千里眼の存在を信じる迷信深い人々が洞窟に棲む魔物におびえ、未来の火星ではサム・スペードの衣鉢をつぐ私立探偵が事件解決のためにシャーロック・ホームズのロボットを雇う…。ちょっぴりロマンチックで神秘的な、好奇心をくすぐる時と舞台をめぐる魅惑の旅。その土地ならでは、その時代ならではの16の事件を収録する。かつてない試みのユニークなアンソロジー。

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