小説むすび | あの夜が知っている

あの夜が知っている

あの夜が知っている

ぼくが命を狙われはじめたのは、あの夜の記憶を取り戻してからだった。三十年前、空襲激しいベルリンで、ぼくは母が殺される現場を目撃していたのだ。が、犯人の顔がどうしても思い出せない。命を狙われるのは、あの夜の出来事が原因なのか?精神分析医の催眠療法で十歳の自分に戻ったぼくは、悪夢の渦巻く記憶の中へと踏み出すー。異色の心理サスペンス。

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