小説むすび | 国境の向こう側

国境の向こう側

国境の向こう側

人と交わらず孤独に暮らしていた老人が、ある日最高権力者である将軍に呼び出されて戸惑う様子を淡々と描いた「最後の言葉」。メキシコの田舎町を休暇で訪れた男が、偶然手に入れた大金を社会のために使おうと考えたことによって思いがけない事態を招く「宝くじ」-本邦初紹介となる未完の表題作をはじめとする、十六短篇を収録。移りゆく世界と人々の心情に向けられたイギリスの巨匠の冷静な視線を味わえる傑作短篇集。

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