小説むすび | 55

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巡査部長チャンドラーが勤めるオーストラリア西部の小さな警察署に、土埃と血に塗れた男が駆け込んできた。殺人鬼によって山小屋に監禁され、「おまえが55番になる」と脅されたが、命からがら逃げてきたという。だがまもなく、先の男が犯人として描写した通りの男が現れ、犯人と被害者をそっくり入れ替えた主張をする。どちらが54人も殺した連続殺人鬼なのか?探り合いと騙し合いの果て、チャンドラーが掴んだ真実とは?

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