小説むすび | パリス・トラウト

パリス・トラウト

パリス・トラウト

1950年代、ジョージア州の小さな町コトン・ポイント。自らの規範にしか従わない男パリス・トラウトがひきおこした黒人少女殺害事件は、パリスの妻ハンナ、弁護士シーグレイヴズなどを捲込み、やがて町を席捲する大きな渦となっていく。保守的な町で行なわれる裁判とその後の一連の事件が、さまざまな人々の愛憎、偽善、悲しみとともに明らかにしていく、アメリカ深南部の核。スリラー風の展開と深い人物造型で絶賛された1988年度全米図書賞受賞作。

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