小説むすび | 卒業十三年目の殺人

卒業十三年目の殺人

卒業十三年目の殺人

1976年、ミネソタ州セントクラウドのハイスクールを卒業した男女の中に、ニック、チャーリー、マーティー、ビルの姿があった。田舎町に残る者、出て行く者-それぞれの進路は分かれていった。月日は流れ、卒業13年目の冬、今は麻薬売買に手を染めるニックが故郷へ帰ってきた。ニックの出現で町に波紋が広がる中、義姉の葬儀のために、チャーリーが町へ帰ってきた。彼はニックにはめられて刑務所送りになり、流れ者に身を落としていた。再びセントクラウドで一堂に会した同窓生たち。青春時代の確執、大人になってからの破綻…静かな田舎町に、過去に端を発した殺人の時が迫っていた。アメリカのホームタウンの人間模様を克明に描き出して、文芸作家2人が創り上げた深味のある長編ミステリ。

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