小説むすび | ホワイトハウスの悪魔

ホワイトハウスの悪魔

ホワイトハウスの悪魔

ワシントン郊外のみすぼらしい小屋に、人の過去を見とおし、病をなおす説教師がいる-そんな噂を聞きつけて、ホーキンズ大統領夫妻は、謎めいたブラザー・クリストスを別荘に招いた。血友病の息子ジョージがなおるかもしれないという期待があったからだ。その矢先、ジョージが脚を切り、傷口から血が止めどなく流れだした。だが、クリストスが触れるだけで、出血は嘘のようにとまってしまったのだ。クリストスの神秘的な力に魅了された大統領は、やがて政策の決定にまでクリストスの意見を求めはじめる。一躍ワシントンの寵児となり、近づく女たちとつぎつぎに関係をもっていくクリストス。そんな事態に危機感を抱いたホワイトハウスのスタッフは、クリストスの暗殺を決意するが…。稀代のストーリーテラーが、権力の中枢を舞台に繰り広げる聖と肉欲のサスペンス大作。全米で二百万部を売った大ベストセラー。

このエントリーをはてなブックマークに追加
TOP