小説むすび | 戦闘機チ-タ-の追撃(上)

戦闘機チ-タ-の追撃(上)

戦闘機チ-タ-の追撃(上)

ネヴァダ州中南部にあるアメリカ空軍の極秘兵器研究所、ドリームランド。ここで、マクラナハン中佐を責任者として、科学技術の粋を結集した最新鋭機の開発が行なわれていた。その名は、XF-34Aドリームスター。コンピュータとパイロットの頭脳が一体化して飛ぶ、高機動性能を備えた夢の戦闘機である。ドリームスターには、傑出した飛行技術をもつ専属のテスト・パイロットがいた。だが彼は、KGBが送り込んだ長期潜入工作員マラクロフ大佐で、アメリカの軍事機密を本国に送り続けていたのだ。任務実行の機会をうかがっていたマラクロフ大佐は、警備の隙をついてドリームスターに乗り込み、母国に向けて飛び立った。強固な防空網を突破して進むドリームスター。ドリームスターの奪回に執念を燃やすマクラナハン中佐は、パイロットのパウエル大尉と共にチーターに乗り、追撃を開始した。炎の男マクラナハン中佐、その恋人ウェンディ、ドリームランドの司令官エリオット将軍など、『オールド・ドッグ出撃せよ』の登場人物がふたたび活躍。大空を舞台に、最新鋭戦闘機同士の壮絶な空中戦を描く航空冒険小説の最高傑作。

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