小説むすび | 家族の写真(上)

家族の写真(上)

家族の写真(上)

精神科医のデイヴィッド・エイバハートと牧師の娘レイニーは、結婚してシカゴで新しい生活をスタートさせた。だが、三番目の子供ランドールが自閉症であることがわかったとき、エイバハート家の試練が始まった。デイヴィッドはランドールを施設に入れることが本人と家族のためと考えたが、レイニーは自分の手で育てることが母親の使命だと主張して譲らなかった。そして、レイニーはデイヴィッドの反対を押し切って、さらに三人の子供を生む。このことが原因で二人の間は気まずくなっていった。いっぽう子供たちは、ランドールの存在や両親の不和に揺れ動きながらもそれぞれ個性的に成長、やがて波乱の青春時代へと突入していく。家族の絆とは何のなか?1950年代から70年代終わりまで、ヴェトナム戦争を経て激しく変わっていくアメリカを背景に、生命と家族の意味をあらたに問い直す感動のベストセラー。

関連小説

このエントリーをはてなブックマークに追加
TOP