七王国の玉座(下)
大狼をともなって「七つの王国」各地に散ったスターク家の子供たち。サンサとアリアの姉妹は、「王の手」に任命された父エダードに連れられ、首都キングズランディングに赴く。長子ロブは、ブラン、リコンとともに、領地ウィンターフェルにとどまる。そして、白い大狼を連れた私生児ジョンは、極北の黒の城に向かい、王国を北方勢力から守る夜警団に加入した。前任の「王の手」殺害問題を解き明かそうとするうち、王家に関するある重大な秘密に行き当たったエダード。だが貴族たちの思惑入り乱れる中、彼の上に過酷な事件が次々と降りかかる!「七つの王国」の玉座の行方は、そしてスターク家の人々の運命は、果たして?大ベストセラーとなったファンタジイ・シリーズ、瞠目の第一弾。
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七王国の玉座(上)七王国の玉座(上)
季節のバランスが崩れ、夏と冬ばかりが何年も続く「七つの王国」。かつての王ターガリエン家を退位させてから、スターク家、バラシオン家、ラニスター家ら王国の貴族たちは不安定な休戦状態を保ってきた。ところが、現在の王ロバート・バラシオンが幼なじみのエダード・スタークに補佐役「王の手」を任命してから状況は一変する。首都キングズランディングで渦巻く王権を巡る貴族たちの陰謀は、エダードとスターク家の子供たちを次第に巻きこんでゆく。一方、南方の草原では「ドラゴンの子孫」を名乗るターガリエン家の末裔が騎馬民族と結託して、王座の奪回を狙っていた。また王国の北側を守っている「壁」の向こうでは、人知を超えた邪悪な力が蠢き出し、七王国に長く厳しい「冬」の予感が漂い始める…。ローカス賞受賞の大河ファンタジイ「氷と炎の歌」、ついに日本上陸。 2002/11/15 発売