無眼流の遣い手である源次郎は、松平右近将監から探索を依頼された。幾度か張り込み、追跡、死闘を繰り返したのち、ついに八嶽党の隠れ家で強敵・八木典膳と対峙するが、罠にかかり地下牢に閉じ込められてしまう。その間に、将軍世子の家基が八嶽党によって毒殺されるー著者の新境地を拓いた傑作伝奇小説。 2011/01/07 発売