「あたし、当たり前の幸せなんか、いやだ…」。大人になりきれない37歳のレミちゃんともう子どもではいられない15歳の藍子。心ゆさぶる友情の物語。
十五歳のわたしの家にとつぜんやってきて、一緒に住むことになった三十七歳のレミちゃん。むかし作家を目指していたレミちゃんには「ふつうの人と違う」ところがあった…。季節のうつりかわりとともに描かれる人と人とのきずな、人間のみにくさと美しさ。そして涙がおさえられない最後が待ち受ける。 2015/03/10 発売