黄金の時
売れっ子作家の本谷要は、作家になることに反対し、音信不通となった商社マンの父・総一郎の訃報を聞き、心ならずも、遺品の整理をすることとなった。要は、その中に一枚の写真をみつける。そこには、南海ホークスの村上雅則が、日本初のメジャーリーガーとなる1年前、1963年に、マイナーリーグ・サクラメント・ゴールドハンターズで野球をする若き日の父があったー。仕事一筋で厳格だった父は、若き頃、自らと同じように祖父に反抗し、異国の地で新たな野球の魅力に取りつかれていたのだった。「父と子」不器用な三世代の男たちを、「野球」を通して描いた感動の物語。