小説むすび | 月夜の羊 紅雲町珈琲屋こよみ

月夜の羊 紅雲町珈琲屋こよみ

月夜の羊 紅雲町珈琲屋こよみ

出版社

文藝春秋

発売日

2021年10月8日 発売

コーヒー豆と和食器の店「小蔵屋」を営む杉浦草は、秋のある日、道端で「たすけて」と書かれたメモを拾う。
折しも紅雲町では女子中学生が行方不明中。メモと関連づけ、誘拐・監禁を視野に警察も動き出すが、直後に少女は家出とわかる。そして、無関係なメモの件は放置される。
腑に落ちないお草は周辺をあたり、独居の老女が自宅で倒れているのを発見、救助する。ところが数日後、留守のはずの老女宅に人の気配を感じてーー。
親の介護や「8050問題」に悩む人びとに、お草さんの甘いだけではなく厳しさも伴う言動は響くのか。
人気シリーズ第9弾!
第一章 昼花火
第二章 桜が一輪
第三章ストーブと水彩絵の具
第四章 コツン、コツン
第五章 月夜の羊

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