さよなら凱旋門
現代→1916年。日本人騎手が「蹄鉄」に転生!
フランスの凱旋門賞に出場した日本人騎手・藤晩夏は、レース中の落雷で異世界に転生してしまう! 口の悪い「蹄鉄」になった晩夏は、アラブ系の少年アリーの相棒として、ロンドン郊外からアメリカのケンタッキーへ、馬たちの成長を見守ることになった……。愛と裏切りと、狂気と堕落と執念と。さまざまな苦難と対峙して、世界的な名馬たちの誕生から、悲劇的な死に至るまで、アリーと晩夏は時代を走り抜ける。サラブレッドロマンあふれる大河小説!
「さよなら凱旋門」目次
序章 二〇〇五年、フランス・パリ
第1章 ブリーズイングラス
1一九一六年、イギリス・ロンドン郊外 2月下の帆 3新天地 4商談
第2章 セイルウォーター
5杭を打つ 6夏の夜風 7約束の五月
第3章 ディオスクロイ
8流転する金 9手作り 10再始動 11ふたつの星