小説むすび | 山中静夫氏の尊厳死

山中静夫氏の尊厳死

山中静夫氏の尊厳死

出版社

文藝春秋

発売日

2004年2月10日 発売

生まれ故郷にみずから墓を作り、苦しまずに死ぬことを願う末期癌患者。家族との妥協を拒み、患者本人との契約によって、初めて尊厳死に臨もうとする医者。その葛藤を克明に描いた表題作と、難民医療団に加わって過酷な日々を送る人々の、束の間の休日に起こった出来事を、安吾の『堕落論』に仮託して描いた中篇とを収める。

このエントリーをはてなブックマークに追加
TOP