小説むすび | 壬生義士伝 上

壬生義士伝 上

壬生義士伝 上

出版社

文藝春秋

発売日

2002年9月3日 発売

小雪舞う一月の夜更け、大坂・南部藩蔵屋敷に、
満身創痍(そうい)の侍がたどり着いたーー。

貧しさから南部藩を脱藩し、壬生浪(みぶろ)と呼ばれた
新選組に入隊した吉村貫一郎であった。

“人斬り貫一”と恐れられ、妻子への仕送りのため守銭奴と蔑まれても、
飢えた者には握り飯を施す、庶民の心と優しさを失わなかった男。

元新選組隊士や教え子が語る、非業の隊士の生涯。

全日本人の心を揺さぶる浅田文学の金字塔。
第十三回柴田錬三郎賞受賞。

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