十一月に死んだ悪魔
売れない作家・柏原は交通事故で一週間分の記憶を失う。その日を境に、突然意識が遠のき恐ろしい「穴」を見る発作を起こしてしまう。十一年後、謎の美女・舞華と偶然出会った事をきっかけに、封印されていた記憶が戻り始め…。幾重にもからんだ伏線と、衝撃のラスト!エロスと狂気、妄想と現実が錯綜する究極の恋愛ミステリー。
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売れない小説家「碧井聖」こと柏原育弥は、妻子に見限られて家を追われたうえ、やっかいな発作に悩まされていた。突然意識が遠のき、視界が闇に沈むと浮かび上がる楕円形の穴。その底には恐ろしい魔物の気配が…。11年前、交通事故による逆行性健忘で事故当日から一週間前までの記憶が失われ、その直後から「穴」の発作が始まったのだ。そんな中、なんとか新作を書き上げようと四苦八苦する育弥は、ひょんなことからクリーニング屋の店員・宮崎舞華と同居することになる。美人の上にセックスにも積極的な舞華だが、どこか様子がおかしい。舞華の正体を探るうちに、育弥自身の失われた記憶が明らかになっていくー。人の心のダークサイドを抉りだす衝撃作!究極の恋愛ミステリー! 2013/09/25 発売