男ともだち
29歳のイラストレーターの神名葵は関係の冷めた恋人・彰人と同棲をしながらも、身勝手な愛人・真司との逢瀬を重ねていた。仕事は順調だが、ほんとうに描きたかったことを見失っているところに、大学の先輩だったハセオからの電話がかかってくる。7年ぶりの彼との再会で、停滞していた神名の生活に変化が訪れるーー。解説・村山由佳
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男ともだち男ともだち
男女の出会いと別れ、相手を愛しく感じる瞬間、思い出がこの上なく貴重に思えるとき-さりげない日常の暮らしの一シーンを季節の彩りをそえて鮮やかに描き出す直木賞作家久々の短篇小説集。 1998/12/10 発売