耳袋秘帖 眠れない凶四郎(二)
妻を惨殺された南町の同心土久呂凶四郎は、奉行の根岸により夜の市中見回りを仰せつかった。除夜の鐘が鳴る大晦日の日もまた、江戸を探索していた。ゴーンと鳴った鐘の音にしばし聞き惚れた土久呂だが、その音が移動しているのに気が付いた。「ウン、鐘が動く?」手下の源次とともに鐘の音を追いかけるのだが…。
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南町奉行所の定町回りの同心土久呂凶四郎は、池の端の出合い茶屋の殺しの現場で、妻の阿久里が無残に惨殺されていたのを目撃してしまった。何故妻がこのような所で、一体誰に?以来凶四郎は不眠症になってしまい、勤めに支障をきたすことに。見かねた奉行の根岸は凶四郎に夜廻りを命じた。不穏な新章、いよいよスタート! 2018/12/04 発売