「とても大きな小説を読んだ」 津村記久子氏(解説)通夜のために集まった親族たちの一夜のふるまい、思い、記憶ーー傑作の誉れ高い第154回芥川賞受賞作。滝口悠生の代表作を文庫化!単行本未収録作「夜曲」収録。
秋のある日、大往生を遂げた男の通夜に親類たちが集った。 子ども、孫、ひ孫たち30人あまり。 一人ひとりが死に思いをめぐらせ、互いを思い、家族の記憶が広がってゆく。 生の断片が重なり合って永遠の時間がたちがある奇跡の一夜。 第154回芥川賞受賞作。 2016/01/28 発売