小説むすび | 日本国際旅団(1)

日本国際旅団(1)

日本国際旅団(1)

出版社

徳間書店

発売日

1995年6月20日 発売

後年、米ソ二大列国の権威の崩壊をある歴史家は、「世界的規模の応仁の乱」と呼んだ世紀末、日本は隣国の大動乱によって国際活動専門部隊の設立を余儀なくされた。国連による北朝鮮に対するPKO実施決定を受けての派遣である。日韓両国内は騒然となり、対立する国民感情を鑑みて、国連事務総長は「交換PKO」方式を提案した。すなわち、朝鮮半島は利害関係の少ない西欧諸国が行ない、日本はアジア、アフリカ、中南米の地域を引き受けるというものだ。西暦2003年、陸上自衛隊第一国際旅団はついにエトロフへ-。

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