物語ることの反撃
2023年12月、イスラエル軍の空爆によって命を落としたパレスチナの詩人、リフアト・アルアライール。忘却に抗うため、そして想像力によってあたらしい現実を立ち上げるため、彼が私たちに届けた、23の反撃の物語。
【目次】
わたしが死なねばならないとしても リフアト・アルアライール
アリー・アブーニァマによる序文
編者による序文
用語解説
Lは生命(ライフ)のL ハナーン・ハバシー
戦争のある一日 ムハンマド・スリーマーン
助かって ラワーン・ヤーギー
カナリア ヌール・アル= スースィ
土地の物語 サーラ・アリー
ガザで歯が痛い サミーハ・エルワーン
僕は果たして出られるのか? ヌール・アル=スースィ
ある壁 ラワーン・ヤーギー
不眠症への願い ヌール・エル・ボルノ
包み ムハンマド・スリーマーン
ひと粒の雨のこと リフアト・アルアライール
撃つときはちゃんと殺して ジーハーン・アルファッラ
オマル・X ユーセフ・アルジャマール
我々は帰還する ムハンマド・スリーマーン
下から ラワーン・ヤーギー
十五分だけ ワファー・アブー・アル= コンボズ
家 リフアト・アルアライール
ネバーランド タスニーム・ハンムーダ
あっというまに失って イルハーム・ヒッリース
ぼくのパンなんだ タスニーム・ハンムーダ
かつて、夜明けに シャフド・アワダッラー
老人と石 リフアト・アルアライール
傷痕 アーヤ・ラバフ
作者たち
謝辞
訳者あとがき
解説 岡真理