絶叫
マンションで孤独死体となって発見された女性の名は、鈴木陽子。刑事の綾乃は彼女の足跡を追うほどにその壮絶な半生を知る。平凡な人生を送るはずが、無縁社会、ブラック企業、そしてより深い闇の世界へ……。辿り着いた先に待ち受ける予測不能の真実とは!? ミステリー、社会派サスペンス、エンタテインメント。小説の魅力を存分に注ぎ込み、さらなる高みに到達した衝撃作!
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体重110キロの松木夏代は、筋骨隆々の青年・江利新太郎と箱根のエステランドのオープンに参加。集まった女性は八人。だがそのエステランドに漂う無気味な雰囲気。突然灯が消え、あたりは真の闇。絶叫、悲鳴のなかで、一人また一人と女たちが無残に殺される。電動ノコギリを振りかざして迫りくる血まみれのゾンビ男。乳房を抉り取られ、スポンと首をちょん切られ、活造りにされ…ついに夏代も捕まり、アンコウの吊し切りに!?つぎからつぎへと襲いくるジェットコースター・ショック!恐怖、ナンセンス、グロ、爆笑、謎…。著者はB級ミステリーのジャンルをここに確立した。 1998/09/30 発売