小説むすび | 人生を失い、それでも女は這い上がれるか

人生を失い、それでも女は這い上がれるか

人生を失い、それでも女は這い上がれるか

出版社

幻冬舎

発売日

2025年7月29日 発売

アルコール、性的虐待、経済的困窮ーー。
女たちは壊れてなお、生きつづける

何日もお風呂に入らないし着替えもしない。ビールもちっとも美味しくない。味などわからないのだ。
だが、飲まずにはいられない。うす汚れたかっこうでコンビニに行き、ビールを四、五本抱えて帰ってくる。
布団の中に入って、それをちびちび飲む、時々、トイレで吐く。
この連鎖をどうにか断ち切ってほしいと願うようになった。(本文より)

第18回民主文学新人賞受賞作家による、書き下ろし・発表作を4編収録。
人生を失い、それでも女は這い上がれるか
ほどけない、けど結ばれない
デリヘル嬢になれますか?
シャツブラウス

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