チャンピオンへの道 正夫と爺ちゃんの歩んだ10年
天性の偉人はいない。努力する人こそが“偉大な人物(チャンピオン)”になれる
勉強も運動も苦手でクラスになじめず、不登校ぎみの少年・正夫。
喘息、イジメ、父の死……逆境の中で芽生えた淡い夢。
「正夫、医者のチャンピオンになれ」
爺ちゃんの言葉で、正夫の人生が動き出す。
どん底から這い上がる勇気をくれる成長物語
〈あらすじ〉
病気がちでいじめられっ子、でも算数だけは得意な正夫。
山野草を愛する変わり者の元高校教師・清水の爺ちゃん。
空き地の雑草観察を通じて交流を深めた2人は、やがて家族同様の絆を結んでいく。
父の死をきっかけに一念発起し、国立大医学部受験という大きな目標に向けて歩み始めた正夫だが、その矢先にさらなる悲劇が襲い……。
はじめに
一 清水の爺ちゃんとの出会い
二 清水の爺ちゃん高校の先生になる
三 正夫 東京に転校する
四 正夫の中学生活と父の死
五 『チャンピオンへの道』との出会いと母の死
六 清水の爺ちゃんに引き取られる正夫
七 高校生活と大学医学部受験
あとがき