カメラがフィルムに焼き付けるように、人生には時が止まって脳裏に刻まれる瞬間がある。生きていくなかでの不自由さと、生きているからこその素晴らしさ。愛あるがゆえの別れと、愛がもたらす美しさ。家族を持たない孤独なカメラマンの人生を紡ぐ物語。