時が流れても変わらず相手を想い続ける富士子、愛する人へ罪悪感から究極の答えを選択する美雪、自分よりも大切な、守りたい存在を見つけたふく、時代の大きな変化のなかで、自分らしさを貫き続けた人々の愛おしさに光を当てた短編小説集。