リストラおやじ、アイドルになる
中学時代、対立候補さえいなければ誰でもなれる生徒会執行部だった5人。輝かしい(?)思い出は、文化祭でアイドルのように歌ったことだ。すっかりおやじと呼ばれる年齢になった彼らは、親の介護やリストラなど、厳しい現実にさらされていた。そんなとき、“歌って踊れる四十五歳以上の男性限定!イケてるミドルアイドルコンテスト”の募集を見かけ、皆で一発逆転のチャンスにかけるー。問題は山積み。それでも、夢を追うおやじたちの瞳はキラキラと輝いている。笑いと元気と勇気をくれる、清々しいエンターテインメント小説。