小説むすび | 薔薇のしげみ

薔薇のしげみ

薔薇のしげみ

出版社

幻冬舎

発売日

2024年5月17日 発売

綺麗なバラには棘がある

色や本数によって、時に愛や情熱を意味し、時に嫉妬や憎しみを表す薔薇の花。
人間の持つ様々な感情を、色とりどりの薔薇とともに描いた五つの物語。

幼い頃に祖母の家で見た、モッコウバラの下に佇む知らない女性。
その日を境に、花蓮は「見えないものが見える力」を手に入れた。
誰にも話さないという祖母との約束を守り続けてきた花蓮だが、同じ能力を持つ志乃の誘いで才能発掘オーディションに参加すると、瞬く間に人気者となり、周りからもてはやされるようになる。
しかし、そんな彼女を待ち受けていたのは、“薔薇の闇”だったーー。
ーー「モッコウバラの咲く頃に」
今宵、巣鴨の劇場で
モッコウバラの咲く頃に
バラ色の人生
薔薇のしげみ
始まりの物語

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