小説むすび | 花房藩 釣り役 天下太平〜五月の恋の吹きながし〜

花房藩 釣り役 天下太平〜五月の恋の吹きながし〜

花房藩 釣り役 天下太平〜五月の恋の吹きながし〜

出版社

幻冬舎

発売日

2024年3月26日 発売

糸の向こうにあるのは必死の命。
だったらこれは遊びでは無い、戦いだ。

特に釣り好きの間では天賀太平よりは「天下太平」、あるいは顔がそっくりな「へのへのもへじ」を縮めて「へのじ」と呼ばれるこの物語の主人公は、天賀太平二十三歳。
花房藩五万三千石で釣り役を務めている。
やる事なす事すべて頓珍漢、だけどなぜかみんなに愛される釣り侍は、「天下太平日々是れ好日、世はなべて事も無し(今日は天気が良くて嬉しいな)」を口癖に、今日も竿をふるのである。

序章
第一章  いずれあやめかかきつばた
第二章  五月のお焦げせんべい
第三章  大平・命がけの釣り修行
第四章  大スズキと鬼カサゴ
第五章  五月のやぶからし
第六章  変わり膳のおぼろ月
終章   つかの間の休息

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