小説むすび | 天使がくれたキス

天使がくれたキス

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ケンウィン伯爵の娘サマラはとても父親思いで、借金をかかえた苦しい生活にも明るさを失わない。ある日、屋敷の前に豪華な馬車が横づけにされた。訪問者は見知らぬ年配のレディだったが、弟の結婚相手としてサマラを迎えたいと切り出した。しかも、結婚式は半月ほど後に決まっているという。会ったことも話したこともない人と結婚だなんて!サマラは当惑するが、相手がバックハースト公爵ときいたとたんすらすらと返事していた。「喜んで申し出をお受けします」。

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