小説むすび | 完本 人形佐七捕物帳 一

完本 人形佐七捕物帳 一

完本 人形佐七捕物帳 一

発売日

2019年12月19日 発売

"金田一”だけじゃない!
“五大捕物帳”とも称される、横溝正史が残した時代劇調ミステリシリーズ。
すべての作品を集めた決定版全集!

江戸を舞台に、人形のような色男、佐七が繰り広げる推理劇。
美男で好色な佐七と焼きもち焼きの年上女房お粂との夫婦喧嘩、
佐七の子分の江戸っ子の辰と上方っ子の豆六のやりとりなど、ユーモラスな描写も満載。
戦前〜戦後に書き継がれた妖艶・怪奇・戦慄の作の全貌を知らしめる!
「羽子板娘」
「謎坊主」
「歎きの遊女」
「山雀供養」
「山形屋騒動」
「非人の仇討」
「三本の矢」
「犬娘」
「幽霊山伏」
「屠蘇機嫌女夫捕物」
「仮面の若殿」
「座頭の鈴」
「花見の仮面」
「音羽の猫」
「二枚短冊」
「離魂病」
「名月一夜狂言」
「螢屋敷」
「黒蝶呪縛」
「稚児地蔵」

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横溝正史がもっとも多くの作品を残した捕物帳「人形佐七」シリーズ。 残されたすべての作品180篇を収めた決定版全集!! 江戸を舞台に、人形のような色男である佐七が繰り広げる推理劇。 戦前~戦後に書き継がれた妖艶・怪奇・戦慄の作の全貌を知らしめる! 好評シリーズの第三巻! ■編集委員 浜田知明 本多正一 山口直孝 ■校訂・解題 浜田知明 ■解説 末國善己 ■装幀 クラフト・エヴィング商会  全巻に横溝正史次女・野本瑠美氏のエッセイを連載 日華事変(日中戦争のこと)が泥沼の様相を呈してきた昭和13、4年頃から、探偵小説は不健全で好ましからぬ読物として、軍や情報局から圧殺されてしまったが、捕物帳のほうはふしぎにお目こぼしにあずかった。しかし、それも長くはつづかず昭和17年頃、その人形佐七にも弾圧が下った。雑誌連載まかりならぬということになったのである。そのときの身を切るようなつらさを、私はいまでも思い出すことが出来る。(略)長く書き続けてきたお粂、佐七のご両人、辰や豆六との訣別がつらかったのである。長く書きつづけているうちに、いつか自然と情が移っていて、最後の一編を書くときには、断腸の思いであったといってもいい過ぎではないであろう。 (横溝正史「人形佐七捕物帳1」/『真説 金田一耕助』より) ■収録崎品一覧 「血屋敷」 「敵討走馬燈」 「捕物三つ巴」 「いろは巷談」 「清姫の帯」 「鳥追人形」 「まぼろし小町」 「身代り千之丞」 「出世競べ三人旅」 「怪談閨の鴛鴦」 「人面瘡若衆」 「蝙蝠屋敷」 「笛を吹く浪人」 「狼侍」 「日蝕御殿」 「雪達磨の怪」 「坊主斬り貞宗」 2020/05/07 発売

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