小説むすび | 完本 人形佐七捕物帳 十

完本 人形佐七捕物帳 十

完本 人形佐七捕物帳 十

発売日

2021年8月10日 発売

全十巻ついに完結!

ー横溝正史は人形佐七の長編化も考えていた?
最終巻には未発表の草稿を収録しました。
短編180話で成る人形佐七シリーズですが、長編化も構想していたと思われる2話が見つかりました。
資料紹介と翻刻(脱落あり)で、横溝の改稿の痕跡を辿ります。

★完結記念のプレゼントキャンペーンも実施予定!詳細は本書をご覧ください★

【目次】
三人色若衆
福笑いの夜
幽霊の見世物
女祈禱師
神隠しばやり
冠婚葬祭
三河万歳
番太郎殺し
熊の見世物
ろくろ首の女
雷の宿
江戸名所図会
梅若水揚帳
浮世絵師

未発表資料 長編版「番太郎殺し」、「狒々と女」草稿 山口直孝
長編版 番太郎殺し
長編版 狒々と女

人形佐七は横溝家の天使 野本瑠美

解題 浜田知明
校訂通則ー全巻校訂を終えて 浜田知明
解説 末國善己

関連小説

完本 人形佐七捕物帳 三完本 人形佐七捕物帳 三

横溝正史がもっとも多くの作品を残した捕物帳「人形佐七」シリーズ。 残されたすべての作品180篇を収めた決定版全集!! 江戸を舞台に、人形のような色男である佐七が繰り広げる推理劇。 戦前~戦後に書き継がれた妖艶・怪奇・戦慄の作の全貌を知らしめる! 好評シリーズの第三巻! ■編集委員 浜田知明 本多正一 山口直孝 ■校訂・解題 浜田知明 ■解説 末國善己 ■装幀 クラフト・エヴィング商会  全巻に横溝正史次女・野本瑠美氏のエッセイを連載 日華事変(日中戦争のこと)が泥沼の様相を呈してきた昭和13、4年頃から、探偵小説は不健全で好ましからぬ読物として、軍や情報局から圧殺されてしまったが、捕物帳のほうはふしぎにお目こぼしにあずかった。しかし、それも長くはつづかず昭和17年頃、その人形佐七にも弾圧が下った。雑誌連載まかりならぬということになったのである。そのときの身を切るようなつらさを、私はいまでも思い出すことが出来る。(略)長く書き続けてきたお粂、佐七のご両人、辰や豆六との訣別がつらかったのである。長く書きつづけているうちに、いつか自然と情が移っていて、最後の一編を書くときには、断腸の思いであったといってもいい過ぎではないであろう。 (横溝正史「人形佐七捕物帳1」/『真説 金田一耕助』より) ■収録崎品一覧 「血屋敷」 「敵討走馬燈」 「捕物三つ巴」 「いろは巷談」 「清姫の帯」 「鳥追人形」 「まぼろし小町」 「身代り千之丞」 「出世競べ三人旅」 「怪談閨の鴛鴦」 「人面瘡若衆」 「蝙蝠屋敷」 「笛を吹く浪人」 「狼侍」 「日蝕御殿」 「雪達磨の怪」 「坊主斬り貞宗」 2020/05/07 発売

このエントリーをはてなブックマークに追加
TOP