ふたり道三(下)
大乱が勃発した美濃は、相次ぐ裏切りと権謀術数とで混乱を極めていた。庄九郎あらため長井新九郎は、一時、美濃を追われたが、長井新左衛門尉と再び手を組むと、ふたりはついに乱を鎮圧する。もはや残る敵はお互いのみ。美濃の覇者となるのはどちらの梟雄か。やがて暗殺集団との死闘を制したとき、ふたりの哀しき因縁が明らかに!必読の傑作大巨編、堂々の完結。
関連小説
ふたり道三(1)ふたり道三(1)
伝説の刀鍛冶の末裔として、ある時は対立し、ある時は臣従しつつ、天下を目指してともに進む父と子。互いに親子と知らぬまま、因縁の秘剣「櫂扇」に導かれ、頭角を現わすふたりだが…。壮大な夢を追った武将を描く、血沸き肉躍る大型時代活劇。 2002/12/20 発売
ふたり道三(3)ふたり道三(3)
浅井亮政の美濃出兵に端を発した争いは、それぞれに思惑を秘めた諸勢力を巻き込んで大永の動乱へと発展した。新左衛門尉と新九郎は闇の住人を操り、知略の限りを尽くしてこの争いを勝ち抜いていく…。策略と陰謀のドラマをダイナミックに描いた超話題作。 2003/01/20 発売
ふたり道三(上)ふたり道三(上)
刀匠おどろ丸は、呪われた秘剣櫂扇を鍛刀する技を捨て、山を下りた。京で将軍暗殺の陰謀に巻き込まれた際、国を盗らんとする野望が湧き上がったのだ。目指す地は、戦の絶えぬ美濃。櫂扇の滅亡を目論む暗殺集団と戦いながら唯一の友の助力を得たおどろ丸は、武将としての礎を一歩ずつ築き始めるが…。ふたりの梟雄斎藤道三の壮大な夢を描く戦国大河小説! 2019/10/11 発売