死神
福祉事務所の万年係長・重松は、アル中のために周囲から疎んじられていた。そんな彼がかつて担当したケース-やはりアル中で家族と生き別れた男-が二十数年ぶりに、重松の前に現われて…。表題作ほか全八篇収録の連作集。
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菅原良一は、図書館の近くで、ロープに吊り下げられたセーラー服姿の少女の死体を発見した。その縛られ方は彼が図書館に届けるはずだった『日本刑罰史』に書かれているものだった…。数日後、犯人と名乗る男から菅原あてに電話が入った。男は菅原がかつて出版した『誰かのせいだった』を読んでいるらしい。そして第二、第三の殺人予告がなされた!犯人の目的は一体何なのか?サイコ・ミステリーの書き下ろし長篇。 1999/07/18 発売