小説むすび | 殺人者は一族のなかに

殺人者は一族のなかに

殺人者は一族のなかに

「もうすぐここで殺人が起こるだろうから…」大農場の女主人の不気味な予言は現実となり、連続殺人へと発展。奇妙な一族に渦巻く複雑な人間関係が醸成した感情と殺意。そしてついに驚くべき真犯人が明かされる。ホームズとワトソンを想起させるチャーミングな素人夫婦探偵「ダゴベルトとジェーン」シリーズの第2弾。本邦初邦訳!物語は、ダゴベルトがジェーンと共に旧知のミランダを訪ねるところから始まります。ミランダは大学で知り合った大農場の跡取り息子ジュリアンと結婚し、経営状態の芳しくなかった農場を見事に立て直していました。大農場には、ジュリアンとミランダ夫妻と彼らの子ども、そしてミランダの妹・ペギーと父親、さらに、ジュリアンの異母兄弟の兄のハルが一緒に暮らしており、ときたま音楽家や、ペギーのボーイフレンドなど多種多様な人々が出入りしていました。そんなある日、滞在中のダゴベルトとジェーンは「もうすぐここで殺人が起こる」とミランダが予言めいたことを言ったとハルから伝えられます。そして、翌朝、ミランダは死体で発見され予言は現実となるのです。さらに、殺人者の魔の手は第二の被害者にも迫っていました。聡明で謎解きが好きな青年ダゴベルトと作家でもある妻のジェーンが、この謎を解き明かしていきます。

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