勝手に勇者パーティの暗部を担っていたけど不要だと追放されたので、本当に不要だったのか見極めます
スカウト(斥候)として、勇者パーティの汚れ役を担ってきたヒドゥン。仲間の目を盗み、魔王国によるスパイ活動の阻止、刺客・暗殺者の始末を実行してきた。ある日、彼の貢献を知らない勇者たちから「魔王討伐で人々を助ける僕たちが、逆に人々を傷つけてどうする!」と追放宣告を受ける。さらに恋仲だった幼なじみにまで見限られ、ヒドゥンは新たな人生を始めるため王都へ向かう。たどり着いた裏組織「ギフティア」本部には、かつて仕事を共にした華奢な美少女・ルナの姿が。やがて、ボスとして組織を統率する彼女と恋人として結ばれ、仕事で血に染まりながらも幸せな私生活を過ごしていく。一方、新スカウトを迎え入れた勇者パーティは詐欺被害や資金難に直面し、身売りにまで手を出すが…?