映画になった児童文学
児童文学作品を原作とする映画・アニメが増えてきた。映像は、文字よりもはるかに強烈な印象をもたらす。『不思議の国のアリス』『若草物語』『小公子』『ピーター・パン』を取り上げ、原作と映画作品を社会的・歴史的文脈から考察。児童文学のメディアミックス研究に新たな可能性を示す。映像化された児童文学などの資料満載。
はじめに
1 『不思議の国のアリス』──ノンセンスに意味を求めて(吉本和弘)
2 『若草物語』──映画の四姉妹はどのように成長したか(横川寿美子)
3 『小公子』──母と息子の肖像(川端有子)
4 『ピーター・パン』──永遠の少年と変わりゆく家族(水間千恵)
資料
1 児童文学の映画化について勉強したい人のための文献案内
2 映像化された児童文学の古典
3 戦後に日本で公開された児童文学を原作とする映画